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【経済学部】原子力発電所へのフィールドワークを実施しました

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 経済学部の2~3年生が、エネルギー政策と地域経済の関係を理解するために大飯発電所(福井県おおい町)にてフィールドワークを実施しました。
 経済学部のフィールドワークは、都市経済研究会のメンバーを中心に、現場に足を運び、色々な人から話を聞き、新しい発見を得る実践的な学びを進めています。今回は、都市経済や資源エネルギー分野を専門に持つ実務家教員2名も同行しました。

 学生たちは、関西電力の職員の方に案内され、原子力研修センター及び運転中の大飯発電所の構内を見学し、発電の仕組みや厳重な安全対策について詳しく学びました。どのようにして安定した電力供給を実現しているのか、また、その経済的なメリット、エネルギー政策が地域経済に与える影響についても説明を受けました。原子力発電に対しては、様々な議論はありますが、少量の燃料で大量の電力を生み出し、発電過程でCO2排出がなく、脱炭素の持続可能なエネルギー源としても注目されています。
 また、発電所の運営に関わるスタッフの方からも直接話を伺い、現場の課題や日々の取り組みについて理解を深めました。

 都市?地域において、安定した電力供給は不可欠であり、そのためのインフラ整備やコスト管理は経済学の視点からも重要なテーマの1つです。参加者には、公務員をめざしている学生もおり、政策とも関連させて知見を深める場面も見られました。
 今回のフィールドワークを通じて、学生たちは、日本の電力事情に加え、エネルギー政策と経済の関連について理解しました。この経験は、将来の政策立案や経済分析に役立つ貴重な学びとなりました。

フィールドワークの内容

原子力研修センター(エルガイアおおい)

  • 大飯発電所の概要説明
  • 運転員を育成する訓練施設の見学

大飯発電所構内見学

  • 専用バスから構内各所を見学。
    立ち入りできない建物内部はVRスコープを使用しバーチャルで見学

大飯発電所写真(提供:関西電力株式会社)

学生たちの学びと感想

「座学や書籍で安全に管理されていることは知っていましたが、実際に見学して、想像を超える厳重なセキュリティ対策に驚きました。」
「電力供給は多くの人や地域の支えで成り立っていることが理解でき、公共政策についても深く考えるきっかけになりました。」
「フィールドワークに参加しなければ得られない貴重な体験だった。今回の経験を就職活動に活かしていきたいです。」

これから参加する学生へのメッセージ

 経済学部のフィールドワークは、教室では得られない実践的な知識を身につける絶好の機会です。興味がある学生は、ぜひ積極的に参加してみてください。現場での学びを通じて、将来のキャリアに役立つ貴重な経験を得ることができるでしょう。

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