学部?大学院/教育
教職課程に関する情報公表
教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること
1.大学全体の教員養成の目標
本学教職課程は、建学の理念、大学の教育目的に基づき、幅広く専門的な知識とともに、豊かな人間性や国際感覚、実践力を有し、使命感を持って教育を担う教員の育成を目標とする。
2.経済学部経済学科の教員養成の目標
経済学部経済学科では、経済学を中心とする幅広い専門知識と経済学的思考能力を有し、内外の経済情勢の変化を踏まえつつ、経済社会が直面する諸問題を理解し、実学の精神を持って、グローバル化する現代社会の諸課題に創造的に対応できる教員の養成を目標とする。
3.法学部法律学科の教員養成の目標
法学部法律学科では、基礎的な法学教育を土台として、法学を中心とする高度な専門知識を有し、正義と公平を旨とするリーガルマインドをもって現代社会の諸課題に積極的に取り組む教員の養成を目標とする。
4.教員養成の目標を達成するための各年次における計画
1年次
「教職論」を履修することによって、教職の意義や教員の職務について理解するとともに、教職課程を履修する意思を自己確認する。あわせて、大学が独自に設定する科目および教科に関する科目の履修を通して、教職に就くための基礎となる幅広い教養や知識を養う。
2年次
「教育基礎論」、「学校教育心理学」、「特別支援教育概論」など教育の基礎的理解に関する科目を履修することによって、教育の理念?歴史?思想、心理?発達、特別支援教育についての基礎知識を得るとともに、道徳、総合的な学習の時間等の指導法に関する科目および各教科の指導法に関する科目を履修することによって、教科指導や教科外指導に関する理論と方法を理解?修得する。あわせて、教科の指導法に関する科目の履修を通して、教科指導の基盤となる専門知識の修得を行う。
3年次
2年次に続いて道徳、総合的な学習の時間等の指導法に関する科目の履修を継続することによって、教科指導や教科外指導に関する理論と方法についての理解と修得をさらに進めつつ、「生徒指導?進路指導論」、「教育相談論」の履修により、生徒指導や教育相談に関する知識と方法について理解?修得する。
「教育実践指導論」(3年生秋学期)の履修を通して、教育実習に向けてこれまで得た知識?技能を活用するための実践的な力量形成を図る。あわせて、教科に関する科目の履修を通して、教科指導の基盤となる専門的知識の 修得 をさらに進める。
4年次
春学期の「教育実践指導論」(4年生春学期)の履修を通して、「教育実習」を行うためのより実践的な力量形成をさらに行う。なお、教育実習後は、教育実習の振り返りを行う。
「教育実習」においては、学校現場での学習指導や生徒指導などの体験を通して、教材研究、授業の構想、授業の展開などに関する力量や、生徒との対応力などを身に付ける。
秋学期の「教職実践演習」において、これまでの教職課程の履修を振り返りつつ、教職に 就くための知識や力量に関する自己の状況を確認し、見出された課題についてさらに研鑽する。
教員養成に係る組織及び教員の数 各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること
教員養成に係る組織
教職課程専門委員会
教育実習及び教職課程全般の円滑な運営を図ることを目的として教務委員会の下に設置された組織です。
教職に関する科目の担当教員および担当授業科目について
教職専任教員 | 田中 曜次 教授 | 教育基礎論 |
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教育課程論 | ||
教育実践指導論 | ||
教職実践演習 | ||
教育実習Ⅰ | ||
教育実習Ⅱ | ||
社会?地理歴史科教育法Ⅰ | ||
社会?地理歴史科教育法Ⅱ | ||
平阪(牧野) 美穂 准教授 | 教職論 | |
教育行政学 | ||
総合的な学習の時間の指導法 | ||
教育実践指導論 | ||
教職実践演習 | ||
教育実習Ⅰ | ||
教育実習Ⅱ | ||
兼任教員 | 上松 幸一 講師 | 学校教育心理学 |
三盃 亜美 講師 | 特別支援教育概論 | |
有間 梨絵 講師 | 教育課程論 | |
横山 愛 講師 | 道徳理論と指導法 | |
橋本 幸一 講師 | 特別活動論 | |
北川 剛司 講師 | 教育の方法及び技術(情報通信技術の活用含む) | |
中村 哲也 講師 | 教育の方法及び技術(情報通信技術の活用含む) | |
市原 由美子 講師 | 生徒指導?進路指導論 | |
梅川 康治 講師 | 教育相談論 | |
手取 義宏 講師 | 社会?公民科教育法Ⅰ | |
社会?公民科教育法Ⅱ |
教員の養成に係る授業科目
授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること
教職に関する科目一覧
科目 | 各科目に含めることが必要な事項 | 本学開設科目 |
---|---|---|
教育の基礎的理解に関する科目 | 教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想 | 教育基礎論 |
教職の意義及び教員の役割?職務内容 (チーム学校運営への対応を含む。) |
教職論 | |
教育に関する社会的、制度的又は経営的事項 (学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。) |
教育行政学 | |
幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程 | 学校教育心理学 | |
特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する理解 | 特別支援教育概論 | |
教育課程の意義及び編成の方法 (カリキュラム?マネジメントを含む。) |
教育課程論 | |
道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び 生徒指導、教育相談等に関する科目 |
道徳の理論及び指導法 | 道徳理論と指導法 |
総合的な学習の時間の指導法 | 総合的な学習の時間の指導法 | |
特別活動の指導法 | 特別活動論 | |
教育の方法及び技術 | 教育の方法及び技術 (情報通信技術の活用含む) |
|
情報通信技術を活用した教育の理論及び方法 | ||
生徒指導の理論及び方法 | 生徒指導?進路指導論 | |
進路指導及びキャリア教育の理論及び方法 | ||
教育相談 (カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 |
教育相談論 | |
教育実践に関する科目 | 教育実習 | 教育実践指導論 |
教育実習Ⅰ | ||
教育実習Ⅱ | ||
教職実践演習 | 教職実践演習 |
卒業者の教員免許状の取得の状況及び教員への就職の状況に関すること
卒業者の教員免許状取得状況及び教員就職状況(過去5年間)
区分 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|---|
免許状取得者数 (実人数) |
6 | 11 | 3 | 6 | 14 |
中一種(社会) | 5 | 10 | 3 | 5 | 9 |
高校(地理歴史) | 6 | 11 | 3 | 4 | 11 |
高校(公民) | 5 | 9 | 3 | 3 | 9 |
教員就職者数 | 2 | 1 | 1 | 0 | 2 |
※教員就職者数には、過年度卒業生および常勤?非常勤講師を含む。
教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること
きめ細かい学生サポート
本格的に教職課程の履修が始まる前に行う1年生対象の「教職課程ガイダンス」に始まり、4年間をとおして「履修ガイダンス」、「内諾ガイダンス」「介護等体験事前ガイダンス」等を定期的に実施し、教育職員免許状取得をサポートしています。また、教員採用試験の受験を希望する学生に対しては、それぞれの希望受験地に応じて、個別に選考書類添削や面接指導等を実施しています。
教職課程担当教員と職員の綿密な連携
本学の教職課程では、学部の教職課程担当教員と教職課程担当職員とで定期的にミーティングを行い、各種ガイダンス、介護等体験、教育実習に係るスケジュール管理および実施内容の報告?確認?意見交換を行うとともに、教職課程履修学生の状況把握?情報共有を行うことで、学生サポートや相談等に即応できる体制を整えています。
各種勉強会への参加等(SD)
阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会(阪神教協)、京都地区私立大学教職課程研究連絡協議会(京私教協)主催の勉強会等に積極的に参加し、教職課程運営にあたっての知識?力量の向上を図っています。また、他大学の教職課程担当者らとの情報共有を行い、様々な事例から学ぶことで、法令改正への適切な対応や教職課程履修学生への指導力強化に努めています。